
【皐月賞2020】コントレイルがディープインパクトとの父子2代、無敗での制覇
※レース画像をJRA公式ホームページから引用
競馬大好きエンジニア、ベルトトルトです。
2020年4月19日、中山競馬場で3歳牡馬三冠の1レース目、皐月賞(芝2000m)が行われました。
2020年の皐月賞を制したのは、コントレイル
競走成績:4戦4勝(2020年4月19日現在)
無敗での皐月賞制覇は18頭目。
無敗の皐月賞馬は以下の通り、競馬ファンなら名前をよく知っている名馬ばかりです。
- 1941年:セントライト
- 1942年:アルバイト
- 1951年:トキノミノル
- 1952年:クリノハナ
- 1954年:ダイナナホウシユウ
- 1960年:コダマ
- 1964年:シンザン
- 1973年:ハイセイコー
- 1974年:キタノカチドキ
- 1976年:トウショウボーイ
- 1984年:シンボリルドルフ
- 1985年:ミホシンザン
- 1991年:トウカイテイオー
- 1992年:ミホノブルボン
- 2001年:アグネスタキオン
- 2005年:ディープインパクト
- 2019年:サートゥルナーリア
- 2020年:コントレイル
コントレイルは2005年のディープインパクトとの父子2代での制覇。
父子2代で皐月賞を無敗で制したのは以下の3頭なので、コントレイルも今後が楽しみです。
- シンザン→ミホシンザン
- シンボリルドルフ→トウカイテイオー
- ディープインパクト→コントレイル
コントレイルの血統
父:ディープインパクト
母:ロードクロサイト
母の父:Unbridled’s Song(アンブライドルズソング)
血統表は以下の通り。
引用元:netkeiba.com
母方がアメリカ血統で、ディープインパクト×アメリカ血統は仕上がりが早く、この時期に活躍する馬が多い印象です。
祖母のFolkloreもアメリカ2歳G1を勝っている馬です。
レース映像
コントレイルは1番(白色の帽子)です。
皐月賞前日の18日(土)は、たくさん雨が降っていましたが、当日は晴天でした。
当日、馬場は前日の雨の影響で重馬場から始まったものの、皐月賞が始まる頃には稍重まで回復していました。
レース時計は 2:00.7 で、中山芝2000mとしてはちょっと時計が掛かるレースになりました。
前半1000mが59.8で、稍重の馬場としてはちょっと早いペースですね。
そんな中、勝ったコントレイルは後ろからいって、直線で差すという形でした。
以下、赤矢印で示した、一番外側の白色の帽子です。
最後の直線では、2着になったサリオスとのデッドヒートが見応えありました。
コントレイル、サリオス共に、2歳時にG1を勝っていて、3戦無敗という馬同士の対決で、3着のガロアクリークは、2着のサリオスと3 1/2馬身差と、上位2頭の力が抜けた結果となりました。
こういう、最後までどちらが勝つのか分からないようなレースは、非常に見応えがあって、競馬の醍醐味ですね。
以下が最後の直線入り口からのレース映像です。
ディープインパクトのようなマクリ
僕は、コントレイルのマクリを見て、コントレイルの父親である、ディープインパクトの皐月賞を思い出しました。
マクリとは、道中後方にいた馬が3~4コーナーで一気に順位を上げてくることを言い、ロングスパートを掛けている状態です。
コントレイルはスタートが良かったものの、コントレイルが通っていた内側は馬場が悪かった影響もあるのか、前に進んでいかなかったとジョッキーがコメントしています。
2コーナーでもかなり後ろだったので、ジョッキーも思っていたレースと違った展開になったそうです。
ただ、ジョッキーは当日のコントレイルの状態を見た時に、状態がとても良かったので、馬の力を信じて慌てなかったとのこと。
以下の画像で赤矢印で示したのがコントレイルですが、上の全体が分かる部分を見てもらうと、先頭とは結構差があることが分かります。
皐月賞が行われた中山競馬場は、最後の直線が310mと短く、どんなに瞬発力を持った馬でも直線だけで差し切るのは難しいコースなので、ここからどういう展開になるのかなと思っていました。
第3コーナーを回った時点でも、まだこの位置です。(以下、赤矢印)
ここからマクっていきます。
以下の動画でマクっていくところを確認できます。
レース映像は一旦先頭に切り替わるので、気付いたらコントレイルが外の良い位置にいたという感じでした。
ロングスパートを可能にする、スピードやスタミナを目の当たりにして、父ディープインパクトのようにコントレイルも大活躍するのではないか、と期待が高まる皐月賞でした。
そして以下が、ディープインパクトが勝った2005年の皐月賞です。
ディープインパクトは14番(オレンジの帽子)です。
福永祐一ジョッキー
コントレイルの鞍上は福永祐一ジョッキーです。
引用元:JRA公式ホームページ
1996年デビューで、同年は53勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手を受賞。
1999年には、桜花賞をプリモディーネで制し、G1初勝利。
2020年4月19日現在で、通算2293勝、重賞138勝、G1は皐月賞で25勝目(地方、海外除く)。
2020年5月3日には、史上5人目・現役4人目のJRA通算2300勝を達成しました。
そして、福永ジョッキーは今回の勝利で様々な記録を樹立しました。
5大クラシック完全制覇
皐月賞は、1998年キングヘイロー、2012年ワールドエース、2013年にエピファネイア、2015年リアルスティールと、実に2着が4回もありましたが、今回念願の勝利となりました。
- 桜花賞:1999年プリモディーネ、2005年ラインクラフト
- 皐月賞:2020年コントレイル
- オークス:2004年ダイワエルシエーロ、2005年シーザリオ、2007年ローブデコルテ
- 日本ダービー:2018年ワグネリアン
- 菊花賞:2013年エピファネイア
個人的には、2005年シーザリオのオークスが印象に残ってます。
ゴール直前で差し切る姿が爽快です。
シーザリオは4番(黒い帽子)です。
シーザリオはオークスを勝った後、アメリカのアメリカンオークスも勝利して、日本生産・調教馬初のアメリカG1競走優勝という偉業を成し遂げました。
世代限定JRAGIを完全制覇
上記のクラシック競走5つも含めて、世代限定のG1も以下のように完全制覇です。
- NHKマイルC:2005年ラインクラフト
- 秋華賞:2016年ヴィブロス
- 朝日杯FS:1999年エイシンプレストン、2002年エイシンチャンプ、2005年フサイチリシャール
- 阪神ジュベナイルF:2002年ピースオブワールド、2010年レーヴディソール、2011年ジョワドヴィーヴル
- ホープフルS:2019年コントレイル
こうやって見ると、福永ジョッキーの戦歴はすごいですね。
個人的には上記のシーザリオや、ラインクラフト、ピーズオブワールドが非常に懐かしく、福永ジョッキーは牝馬に乗ると強い印象があります。
ディープインパクトとの父子2代での無敗三冠を期待
無敗で皐月賞制覇となりました。
3歳牡馬三冠の2レース目は、2020年5月31日に東京競馬場で「日本ダービー」が行われます。
巷では、ディープインパクトの最高傑作になるか?とも言われていて、今後が非常に楽しみです。
父ディープインパクトが無敗で三冠を制覇したのと同じ道をどこまで辿れるか?
コントレイルは馬体の完成度が抜けている印象があるので、個人的にはダービーも勝ちそうな気がしています。
約1ヶ月後のダービーも今から楽しみです。
★ダービーも制して、見事に2冠達成となりました!
詳細はダービーの記事をご覧ください。

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