
【ウェブ解析士×boost企画】ウェブ解析士リレーインタビュー”樫原静香氏”
ウェブ解析士×boost 企画のはじまり
ウェブ解析士とは
ウェブ解析士とは一般社団法人ウェブ解析士協会が認定する資格であり、事業の成果につなげるためにウェブ解析を実践する人材です。
ウェブ解析とは、デジタル化されたユーザーの行動を読み解き、情報の価値を知り、ビジネスに活かすための基礎技術です。
一般社団法人ウェブ解析士協会とは
事業成果につながるウェブ解析ができる人材(ウェブ解析士)の育成や、交流、ビジネスマッチングを行っており、協会のカリキュラムを受講した方は現在3万人を越え、海外にも進出しています。
そんなウェブ解析士協会代表の江尻さんと、boost代表の辻が、今後新しいプロジェクトに取り組んでいきます。
今回、プロジェクトの第一弾として、各業界で活躍されているウェブ解析士の方々を、boostがインタビューしていきます。
企画に全面協力してくださいました、ウェブ解析士協会の江尻さんをはじめとするスタッフの皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。
ウェブ解析士にインタビューしてみた。
第二回目はフリーランスでメディアコンサルタントとしてご活躍されている 樫原静香さんにお話しを伺いました。

▲樫原静香さん
ウェブ解析士協会代表の江尻さんからは、「樫原さんは消しゴムハンコの凄い人!」とご紹介頂いたので、
こっそりインスタを覗いてみたのですが…
趣味の域を超えている!!
なんと、スイスやアブダビにまで飛んで日本の文化を広めているそうです。
更には西洋占星術の占い師(プロ)というので驚きです。取材が盛り上がりすぎて長引いたのは言うまでもない話で…。
現在のお仕事は?
樫原「現在はフリーランスで、ウェブマーケティングディレクターとして制作会社の在駐ディレクターや直契約で法人コンサルティングのお仕事をしています。
昔は、私自身も20年程企業内でウェブディレクターとして担当していましたが、関西あるあるで、企画キャンペーンから分析改善も、デザインも、コーディングも全て一人で対
応しCV獲得してましたね。。いま思えばハードでしたが自由にさせていただき適職だったのだと思います。」
カンサイ「全部やるってなかなか凄い事ですね。」
樫原「私には向いていたと思います。その経験が生きているから、今、コンサルティング先の担当者の悩みや迷いも理解できます。一般論の分析ではなく、クライントが知りたい本音に寄り添えるコンサルティングが出来ることが強みでしょうか。」
カンサイ「ずっとIT関係なのですか?他のお仕事もされてましたか?」
樫原「ずっとITでECが多かったですね、この仕事の前は、Adobeがまだ先がけの時代に、フォトショップやイラストレーター主になどDTPソフトを初心者対象に教えるマッキントッシュのインストラクターをしていました。」
カンサイ「面白い経歴ですね。そのうえ、版画家で、占い師なんですもんね!」
樫原「いやいや…趣味で制限かけずで。マイペースさと自由にできるのがよかったのだと思います。」
カンサイ「フリーランスになったのはどういうきっかけがあったのですか?」
樫原「交通事故がきっかけです。交通事故に遭った当時に、仕事を解雇になって、
決まってたNYのアートグループ展も諦めました。
そのとき自分に悔しくて、完治したときに、派遣以外の働き方で、自分で自由な時間を選べる「フリーランス」に。
事故がなければ、まだ派遣でウェブディレクターだと思いますし、版画でスイスもアブダビにいくこともなかったと思います。ピンチはチャンス!
人生何があるか分からないですよね…」
カンサイ「そうだったんですね!ご無事で何よりです。私も感じたことがありますが、人生では何度か転機が訪れるものですよね。」
版画と占いを始めたきっかけは?
樫原「占いは、10年前ぐらいECサイトが売れない時に占いもマーケティングだなと思い独学で勉強しはじめたのがきっかけです。
Googleアナリティクスを毎日みるのと似てます。で気づけばプロになってました。
版画は年賀状から始まって、奈良の伝統魚は「金魚」、作品を創って奈良のイベントに出展してました。
金魚ハンドメイド作品をECサイトを出したり、インスタグラムにアップしてたら、スイスやアブダビの展示会に誘われ、すべて「はい」で参加してました。
気づいたらプロになってました。」
カンサイ「しれっと言ってますけど、気づいたらプロって…相当な努力されたんですね」
ウェブ解析士の資格をとったきっかけは?
樫原「インハウスでECサイトと公式サイトのディレクター担当の時に、Google Anlyticsは日常利用してたし、ある程度は分かってたんですけど。
役員さんの中にはマーケティングの資格を持っていない人の設定は信用しないって言う方もいらっしゃっいました。だから、通行手形的な感じで資格をとりました。とったら何もおっしゃらないので、そういうものかと。大切なことは資格ではなく現場を回すことです。資格は可能性のツールのひとつだと思います。」
ウェブ解析士をとる前と後で何が変わりましたか?
樫原「ウェブの案件いただく際にマッハで決まるときがあります。
理由は経験とウェブ上級解析士の方だから話聞きますって。たくさんいる人の中から選択するなら、
プロ意識のある人と思ってくださる、その判断の1つになってるのかなと思います。」
カンサイ「関西のウェブマーケティング事情ってどうなんですかね?」
樫原「関西は独特で、SQL勉強してても、案件が東京の3%ぐらいでは。。。だけど勉強してます。いまだに、大阪でECサイトを持ってらっしゃるところで「売るんは気合いやっ!」ておっしゃる会社もあるので、そこにもちゃんとちゃんと切り込んでいけるようになりました。ただ、やっぱり内向的な風土もあるのかなと。」
※SQL⇒データベースに蓄積したデータを操作したり定義するためのプログラム言語
カンサイ「気合で済むならウェブ解析士はいらないんじゃ!ってなりますね(笑)」
ウェブ解析士になってよかったと思う事は?
樫原「取得して今年で9年です。セミナーや講座では普段会えない人と肩を並べてお勉強出来るのが刺激になります。またメーリングリストで、困った時に質問できて、困った時に助け合える、悩んだときに、誰かに聞ける協会の良さを感じています。」
ウェブ解析士やウェブマーケの担当者は普段何を意識すると良いと思いますか?
樫原「惑星(笑)冗談です。」
(≧ε≦o)ぶっ!www 爆笑!
カンサイ「占星術師なうえに、樫原さんが関西人だという事を今忘れていました。流石ですね!」
樫原「本気ですよ。天気と同じです。この会社はこういう事で悩んではるんちゃうか?とか。」
カンサイ「相手に驚かれませんか?」
樫原「驚かれますよ。何で分かるの?とか…でもそこで『星が…』とか言うと怪しいじゃないですか(笑)2.3度提案後に、星の話をしてドン引きされたことありますね。なので、リクエストされなければ、星も含めて見ないです。」
カンサイ「それは樫原さんが特殊すぎて、真似できないスキルです。記事に書けないです(書いてる。)何か他にもありますか?」
樫原「コンバージョンの数字だけを見るのではなく、ユーザー一人一人の厚みを感じるのを忘れないようにしています。ウェブメディアっていうのは人と人とを繋ぐものだと思っているので。ウェブの向こうにいるのは人であること。ユーザーを【動かしている】のではなく【繋げていく】お仕事というのを念頭に置いて、ユーザーとの接点を探します。そうするとうまくいくと思います。」
カンサイ「つい目の前の数字に縛られてしまいますが、大事ですよね。(ホッ)記事にできます(笑)」
樫原「ユーザーログとユーザーコメントを見ると、ユーザー接点の仮説がでてきて、改善案とか気づきとか出てきます。素直にシンプルに感じた事を書くこと。それでも違和感を感じた場合、その時々の惑星・気候・社会情勢も少し意識してみます。あと業種・企業方針を頭の隅にいれて、担当社に伝わる言い方で回答することもあります。」
カンサイ「ありがとうございます。」
サイトを分析していて興味深かったことや面白いと感じた瞬間は?
樫原「昔ね、採用サイトに集客したいってお客さんがいて、広告をかけようってなったんですけど、夜中に広告見てないだろうからって制限してたんですよ。
でも、試しにリマーケティングするときに夜中も制限かけずに広告配信したら、都心が深夜にやたらコンバージョン高かったんですよ。
眠らない街東京ってほんまやな。って思ったのを鮮烈に覚えてますね。飲食の採用でしたので、推測ですけど、夜中まで仕事して、帰ってきて、(転職したいなぁ)って思ってクリックしたのかなぁ~って。
東京は普通の常識で落とし込めない街だからこそ分析するのは面白い街なのかと思います。」
カンサイ「マーケティングって面白いですよね。」
今後のビジョン
樫原「いま満足していることは睡眠と家と仕事です。安定したウェブの毎日はありがたいことで、お仕事を依頼してくださる方々に日々感謝です。現在は趣味の時間がとれていないので、今後は趣味の時間を復活して活動できたらなと思ってます。」
樫原さん貴重なお時間ありがとうございました。
樫原さんInstagram

ども~カンサイです。
京都から東京へやってまいりました。
WEB業界の横文字とても苦手です。
boostでは、広報や営業関係のお仕事をしています。
大体社長からツッコまれています。
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