
【移住について考える。地域おこし協力隊とは?】JOINの総括参事、齋藤隆さんにお話しを伺った。
イベントハンター(いつから!?)のカンサイです♪
今回はビックサイトで開催していた、『JOIN移住・交流&地域おこしフェア2020』に潜入してみました。
移住って田舎に住むって事?どんなメリットがあるの?
支援はどんなものがあるの?地域おこし協力隊って何?そんな疑問をカンサイが紐解きます。
一般社団法人 移住・交流推進機構(JOIN)は、企業と自治体が力を合わせて地方を元気にすることを目的とした組織。
簡単に、言うと全国の首都圏から地方へ人を移住勧めています。
また地域おこし協力隊のバックアップもしている。

画像引用元:JOIN公式HP/JOINの概要より
地域おこし協力隊って何?
最大3年という任期の中で、「地域おこし協力隊」として、地方に移住し、その自治体の委託を受けて、地域の活性化や、問題解決に取り組みます。
また、この試みは、任期満了後の定住も目的とされています。
卒業した学生から、転職したサラリーマンまで、幅広く 20代~30代が男女問わず多く活躍している。
今回協力隊の方に沢山お話しを聞かせてもらいました。
名前等は伏せさせていただきますが、参考になれば…
地域おこし協力隊になったきっかけ
・卒業論文で地域復興について、研究していて興味をもった。何か出来ないかなと思って応募した。
・移住がしたくしてネットで調べたら出てきてそれで。
・旦那さんが地域おこし協力隊になるとなったので、一緒になって移住した
・転職先を探してたらタウンワークに載っていた
・元々自分が生まれ育った地域で大学卒業後何か出来ないかとUターンした
・病気の療養も目的のひとつで移住する予定だったが、受け取るだけじゃなくて何か返せないかと思った
自分が移住する地域をどうやって選んだのか。
・旅先で良いなと思った
・近くに親戚が住んでいて
・支援制度がアツかった。
・就農したくて、選んだ。
・気候が穏やかな所に住みたかった。
・自分が住んでいる地域のそばに必要としているところがあったから
・募集している要項が自分とマッチしていたので
・移住フェアに来て色んなブースを回って隊員の話を聞いて
どんな仕事をしているの?
・林業
・観光を盛り上げる企画等
・SNS含めた広報
・寺社仏閣の修繕
・農業
・移住する方への支援やバックアップ
・その他にも、得意なスキーを生かして、子供の生涯学習を支援する等もあるそうです。
自治体によって求められるものや、課題も様々です。
お話し聞いていると、ミッション型で目標に向かって突き進んでいくタイプもあれば、自由型で、若い人たちの感性に任せて自発的に声を上げた内容に取り組む等、自治体によって特色が分かれます。自分に合った地域を見つけられるといいですね♪
協力隊の最終年次、もしくは、任期終了翌年に起業する方に「起業に要する経費として」1人あたり100万円を上限に支給が可能になったそうです。
起業したい方は、こういった制度もあると知っておくと良いですよね。
その他にもリモートワークの人はダブルワークしながら、東京には遊びに来るっていう感覚で移住を検討するのも良いかもしれないですね。
情報はTwitterでも配信されています
主宰者の一般社団法人 移住・交流推進機構(JOIN)の総括参事 齋藤隆さんにお話し聞いてみた
ーこのイベント「JOIN移住・交流&地域おこしフェア2020」は何年目ですか?
齋藤「7回目(7年目)です。」
ー参加者や、来場者の推移はいかがですか?
齋藤「今年も、去年と同様引き続き、参加者400名ほど、来場者が8000名ほどとなっております。」
カンサイ「来場者はどういった層が多いのですか?」
齋藤「ざっくりにはなってしまうのですが、20代~40代が70%、男女比率は6:4で若干男性が多いです。」
カンサイ「日曜日やっているのもあって、家族連れも多く見受けられますね」
ーJOINさんが考える移住のメリットは何ですか?
齋藤「やはり都会で疲れている方がゆっくり住めるという事や、都会で仕事してみたけど、合わなかった若い方なんかがいらっしゃる例もあります。」
カンサイ「そうなのですね。」
齋藤「ただ、田舎に住んでもらおうというだけではなくてですね、住んでくれるとなったら、その貸家の住宅費を補助したりだとか、引っ越しにかかる費用を移住手当金を支給したり、子育て世代には子育てするにあたっての助成をさせて頂きます。」
カンサイ「みなさん仕事はどうされるんですか?東京まで来ているんですか?リモートワークですか?」
齋藤「基本的には、移住先で新たに探して頂くような形が多いです。働き先をご紹介している所もあれば、企業の相談会をやっている自治体さんなんかも見られます。」
ー移住先で一番人気なのはどこですか?
齋藤「今移住先で一番人気なのは長野になります。」
カンサイ「それはまだどうしてですか?」
齋藤「やはりある程度の生活の利便性からくるものもあるかもしれません。東京と長野まで新幹線だと1時間程度ですし、街の中心部には全て揃っています。それでいて広大な土地や自然がありますので、人気なのではないかと考えております。」
ーどのような方が移住に向いていると思いますか?
齋藤「ん~個々それぞれにはなるかと思うのですが、移住する方っていうのは人生を懸けて行かれる方が多いんですよね。単純に旅先のよし悪しではなく、その住む場所、住居、仕事等あるんですが、一番は住む地域の集落や町内の方と合うかどうか、その土地のルールとマッチするかだと思います。これだけは行ってみないと分からないです。」
カンサイ「ルールというと?」
齋藤「これも地方によりけりなんですが、ただ、やはり集落ですので人と人とのつながりを大事にされていたり、地域のお祭りには絶対参加しなければならない…とか、こういったことが苦手な方はあまりお勧めしません。プラスに捉えるならばおすそ分け文化が残っていたり、お節介なほど世話を焼いてくれる所もあったりします。」
ー移住したいと思ったらどうしたらいいのですか?
齋藤「各自治体様、ホームページに力を入れておりますし、JOINでは全国の自治体を纏めておりますので、比較も出来ます。なかなか、生活はインスピレーションでというわけにはいきませんので、皆さんには住宅、仕事、支援制度等じっくり比較して頂き、またこのようなイベント等で、実際に住んでいる方から話を聞く等吟味して頂ければと思っております。」
カンサイ「セカンドハウス的に使う人もいたりしますか?」
齋藤「関東近郊ではいらっしゃいますね。車で都心まで仕事に出たりだとか、、土日にだけ帰る等も聞いた事もありますね。」
ー災害や気候が心配ですという声は多くないですか?
齋藤「はい、正直多いですが、どこにいてもリスクはありますし、この地域は災害が起こりませんと言うわけにもいかないですしね。自治体様でもリスクは全てご説明したうえで納得したお客様しか移住されないかと思います。」
カンサイ「島国ですしね。台風も地震も来ますよね」
齋藤「えぇ、逆に移住される方々には、ちゃんと現地の暮らしについて正直にお伝えするように各自治体皆様こころがけでらっしゃるとは思います。」
ーミスマッチは起こらないのですか?
齋藤「はい、そのような事が起こらないように【お試し移住】を推進しております。地方で、空き家に数千円で一週間泊まれたりだとか、1か月生活してみて、良い所も悪い所も体感してから決めて頂くようにして、イメージとのズレがなるべくないようにしています。」
カンサイ「それは良いですね!!」
ー最後にメッセージをお願いします!
齋藤「2020年東京オリンピックもあり、更に人は増え、通勤等も苦しくなっていきます。
リモートワークや在宅等の働き方も変わってきました。
東京一極集中の良いところもありますが、地方に弊害が出ている事をひしひしと感じております。
地方の良さを知ってもらって、地方に暮らしても問題ないよと言う方は一度是非ご検討いただきたいです。
ただ、皆様の人生ですので、あまりゴリゴリ勧めていくわけではなく、正直な気持ちで誠意をもってお手伝いさせて頂く次第であります。」
カンサイ「まずは移住について知ってもらう所からですね。子育てに関する助成金や、家賃補助等知らない事ばかりでした。」
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ども~カンサイです。
京都から東京へやってまいりました。
WEB業界の横文字とても苦手です。
boostでは、広報や営業関係のお仕事をしています。
大体社長からツッコまれています。
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