SEO周りの専門用語解説(E-A-T、YMYL、MFI、AMP、GDPR)

こんにちは。
ベンケノです。

 

すでに色々と記事が上がっていますが、
先日boost選抜メンバーが世界最大SEOカンファレンス
Pubcon2019に行ってきてくれました。
詳しくはこちら→https://boost-on.net/5892

 

SEO周りに係る専門用語が多かったので、ここで解説していこうと思います。

SEOとは

“Search Engine Optimization” の略であり、検索エンジン最適化を意味する言葉。

つまり、ユーザーが検索したものに対して、正しい情報をより表示させるシステムです。
Googleの理念として、検索したユーザーにとって最適かつ迅速で、さらに正確な情報を提供することを重きに置いていますので、それを実現するシステムとなります。

常により良い結果を出せるようにするため、定期的にアルゴリズムがアップデートされます。
アップデートするたびに、私も含めWEB担当者は騒ぎますw
Googleからはアルゴリズムを追うのではなく、ユーザーに焦点を当てたコンテンツをしっかり作り込むことが大切と言っています。

E-A-Tとは

“Expertise/Authoritativeness/Trustworthiness” の3要素の頭文字をとったものであり、検索結果を判断するのに必要な評価要素。

日本語に変換すると「専門性」「権威性」「信頼性」となります。
後述するYMYLと同じく、先日のPubconでのゲイリー氏の発言により、実際にはそんなスコアはなく、あくまでも概念的な話だと言及され、WEB担当者を賑わかせたワードでもあります。
詳しくは、以下のページを参照。
海外SEO情報ブログ:E-A-TスコアもYMYLスコアもGoogle検索には存在しない、コアアルゴリズムはベイビーアルゴリズムの集合体 #PubCon

 

つまり、現在情報過多な時代の中、誤った情報もたくさんあります。
より正確な情報をユーザーに届けるために、E-A-Tの考えがあるということになります。
もう少し紐解いていくと以下の感じです。

専門性:
 該当するサイトが、任意の分野に特化しているかです。
 色々な分野のコンテンツが混在するよりも、どこかの分野に特化しているほうが検索結果として上位に表示されやすくなります。
 例えば、あなたが美容の情報を取りたいため、美容関係の雑誌やTwitterのフォローをした際に、美容に関係ないラーメンの情報等を出されても、困りますよね。なので、よりユーザーが求めている情報が表示されるように考えられたものです。

 

権威性:
 該当するサイトが、より正確かを判断するものです。
 これは医療分野を見ると分かりやすく、誤った情報を出さないためにも、○○病院の××医師、○○団体など、信頼かつ権威性が高い人物や団体が関与しているコンテンツがより上位に表示されるということです。
 美容系のページなど、よくお医者さんの名前とか出しているのはそのためですね。
 
信頼性:
 これは、言わずもがな信頼が高いコンテンツを上位に表示されやすくなるものとなります。
 例えば、公共機関と個人が発信する情報のどちらが信頼が高いと聞かれたら、前者を選択する人がほとんどだと思います。そういった判断をGoogleも同じくしているということですね。

YMYLとは

“Your Money, Your Life” の略で、お金と日々の生活に関するジャンルのことを指しています。

つまり、あなたの人生において大切な情報についてはより厳密に正確性の情報を表示するようにしています。
お金や病気などに関する情報は、個人よりも専門家や公共機関のほうが圧倒的に信頼が高いですよね。
なので、上記のジャンルはよりE-A-Tの高い基準を満たしたものが多く検索結果表示されます。

MFIとは

“Mobile First Index” の略で、モバイル向けコンテンツを主に置いた検索結果評価の基準。

過去においては、モバイル検索よりもPC検索が多かったため、モバイル向けコンテンツは評価対象に入っていませんでした。
しかし、現在ではPC検索よりもモバイル検索が上回ることで、モバイル向けコンテンツを重きに置くようになりました。つまり、サイトを作る際にモバイル仕様でない場合、検索結果に影響が出るということになります。

AMPとは

“Accelerated Mobile Pages” の略で、モバイル端末で高速にページを表示させるための手法。

これが導入されているかで、検索結果に影響が出ないとは言われてはいますが、やはり早くページが表示されることに越したことはないです。

GDPRとは

“General Data Protection Regulation” の略で、EU域内での個人情報のデータ保護を規定。

つまり、Web上で扱う個人情報を取られないようにする規定となります。
皆さんも普通、知らない人に住所や連絡先などの個人情報を教えないですし、個人情報を入力する際には何かしらの同意など、個人情報を提供する・しないの選択をしていると思います。

 

本規定は、今までGoogleに無条件で個人情報を提供している状況だったので、それはとても良くない状況と判断し、無条件で個人情報を取れない規定を作りました。
日本でも最近は、最初にGoogleに情報を提供しますか?等の同意ボタンが表示されますよね。
今後を見据えて、上記を考慮したサイト作りはしたほうが良いと思います。

 

これは余談ですが、
どの時代を切り取っても情報というのはとても重要なファクターになると思います。
商売するにも戦争をするにも情報を制するものが勝利を得てきているので、
そういった意味でも情報はしっかり守る必要があります。
中国とかはその辺り徹底していますよね。

 

それでは、また!

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