もっと寝たいと思っている自分に対して、”横になるのは死んでから幾らでもできる”って言い聞かせているGipsyです。

今日は自分がいつも考えている事を書いていこうと思っています。

 

 

死は微分

 

 

僕は人生だったり、生き方だったり、生きる意味だったり、生きる価値だったりを考えるのがとても好きです。

 

僕の人生にはこうなりたいというビジョンが幾つかあります。
”それは前のめりに死ぬ”と言うものと”心震える毎日が生きたい”というものがあります。

 

 

なんで生きているの？

最初に考えたのは、なんで生きるんだろうってことでした。
あなたは今、なんで生きていますか？

 

何かを手に入れるため？
お金がほしい？素敵な恋人がほしい？ポルシェに乗りたい？凄い地位がほしい？
世界中を旅してみたい？宇宙旅行がしたい？世界一うまいものが食べたい？
自分の理想を体現したい？最強の自分になりたい？

 

でも、その手に入れたものは、死後の世界までは持っていけません。

 

 

感情が大切なのでは？

 

だったら僕は今この瞬間を楽しみたくて生きているんだと思いました。
方法的懐疑により、過去が本当にあるのかも分からず、自分を含めた世界の全てが虚偽かも知れないこの世界で
Cogito ergo sum“我思う、ゆえに我あり”的発想ですが、今この瞬間を意識している自分の喜びや楽しさの最大化が自分の人生の目的なのでは無いでしょうか？

 

しかし、楽しいという感情は脳が科学物質を出しているに過ぎません。
今この瞬間だけで良いのであれば、覚せい剤でも使って最高の快楽とともに死ぬのがベストなのではないでしょうか？

 

そう言われたら、そうかもしれない。
でもそれはなんかちょっと違うなって思いました。

 

 

そして本当に楽しさや、嬉しさだけで良いのでしょうか？
あなたは今まで頑張って生きてきて、辛い思いや忘れたい過去もたくさんあったでしょう。
でももしランプの魔人がやってきて、

 

「あなたの過去のつらい経験や嫌だったことを全て忘れさせてあげよう、なかったことにしてあげよう」

 

そう言われたらどうしますか？
僕はそれは寂しいなって思いました。
僕は人生は良いときばっかりじゃないけど、そんなクソみたいな時も自分の一部でかけがえの無いものになっていました。
では人生の感情の波をプラスとマイナスで大きくしていくことが、感情を積分した時の面積を最大化していくことが、人生の目標でしょうか？

 

だったら上で書いたように、毎日薬で脳の化学物質をドバドバ出しながら生命維持装置につながれているのが理想って事になるような気がします。
なんか違うなって思いました。くだらない人間の常識に縛られた思いかもしれません。
でもそれはやっぱり違うんですよ。

 

 

違和感の正体

 

そして、その違和感は色々な友人と人生の話をする様になってから解消されていきました。

 

僕は500年生きたいです。でも僕の友達の半分くらいは今死んでも別に良いって言います。
だったらいますぐ死んだら良いのにって思うのですが・・・
どっちが良くてどっちが悪いなんてことは興味ありません。そんなのは今までの人生で勝手にくっつけてきた価値観からくるものだし、価値観に優劣なんて無いと思っているので

 

でもこの差は何なのだろうって無茶苦茶考えました。
そして気づきました。

 

今死んでもいいって言う人の大半は波のない人生を望んでいることに。
できるだけリスクを取らずに、できるだけ安全に、手に入る最低限の幸せを享受しながら安らかに死んでいきたい。

 

それってグラフで表すと、y=0ってことだと思います。
つまりいつ終わってもｘ軸上に変化がないんです。

 

ああ、それは確かに今死んでもいいって思うだろうなって思いました。

 

その時、薬で感情を制御して生命維持装置に繋がれる人生の違和感が解けました。
なぜならその人生には加速度がないから。

 

 

理想の生き方

僕は波のある人生が大好きです。

 

全てがあやふやなこの世界で、さらなる高みを目指す加速度と、その瞬間の感情の波の大きさのみが自分の人生の価値を証明してくれると思っています。

 

前のめりに死ぬということは、最大加速度の瞬間に微分してほしいということなのです。
過去も未来も自分自身も関係なく、微分した点の接線は永遠なのです。

 

日本は今死んでも良いって言うような奴でも生き残れるような恵まれた国です。
そんな最低限が保証されている世界で、僕は最大限を求めてチャレンジしていきたい。

 

今日も深夜にブログを書いてクタクタですが、明日もこの言葉を胸に早起きしてバーベキューに向かいます。

 

 

 

 

心震える毎日を