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角田陽一郎

角田さんのヒトコト「女子高生の前髪理論」 ー 仕事をエンターテイメントにする備忘録

ぽんです。

本日も弊社社長の天才と、角田陽一郎さんのミーティングに同席させていただきました。

 

 

角田陽一郎さんについて

角田陽一郎さんは、元TBSのプロデューサーさんで「さんまのスーパーからくりTV」「中居正広の金曜日のスマたちへ」などを手がけた方です!

 

角田さんが手がけた番組は、僕がよく拝見させていただいてた番組も多く、ミーハー心が止まりません 笑 

 

「ご長寿クイズ」のリアルな現場の話など、面白すぎて、ミーティングにも関わらずゲラゲラ笑ってしまいます。

 

そんな角田さんは、2016年末にTBSを退社され、フリーのバラエティープロデューサーとして多忙な毎日を送られる中

 

コミュニティ活動(知的好奇心向上委員会 ICUC)、執筆、はたまた東大の大学院に入学して学生をされるなど、幅広く活躍されています。

 

こんな大人になりたい!

 

 

角田さんとのミーティングにて

さてさて、角田さんとのミーティング。

 

社長は、2019年は語気を強めない事を誓い、終始穏やかにミーティングが進行しました。

 

穏やかなやりとりに物足りなさを感じる僕は、ちょっと感覚がまひして来ているのだと思います。

 

ミーティングの中で「ブログやTwitterを書くこと」について、議題になりました。

 

僕はといえば、社長から1年間近くブログを書け書け言われ、ことごとく断り、言葉巧みに他の人に押し付けて来たため、気が気じゃありません。

 

いやでもね、僕としてはあるわけですよ、プロフィールに何書こうかとか、どういう世界観にしようかなとか、モデルにするブロガー探しが忙しかったりとか。

 

こういうことは書いていいのかな?とか、エンジニアとして技術的なことを書いたほうがいいのか、いや、新米WEBマーケターとしてマーケティングに特化した話を書いたほうがいいのか。

 

そんな僕を見透かすかのように、角田さんがお話ししてくださいました。

 

 

角田さんのヒトコト「女子高生の前髪理論」とは

 

「Twitterでどんなこと書いたらいいですか?とか聞かれるんだけど」

 

「Twitterとかブログを毎日書いてれば、こういうこと書いたらいいよ、とかアドバイスもできるけど。」

 

「書いてもないのに、聞かれてもさ。まずやればいいのに。」

 

「こういうのを『女子高生の前髪理論』っていっててね。」

 

「女子高生のモデル志望の子とかに、インタビューとかでカメラ回すと、前髪めっちゃ気にするわけ。もうすっごい気にするの!

 

「で、待ってるんだけど、実際にカメラ回すと、トークが全然、面白くなくて、はい、カット!

 

「前髪いいから、まず喋れよ!って。欲しいのはトークなんだから!

 

「トークが面白かったら、もう一回撮るから!なんならスタイリストさんに前髪ちゃんと綺麗にしてもらって撮り直すから!

 

ご、ご、ご、ごもっとも!笑

 

「女子高生の前髪理論」おそるべし

「女子高生の前髪理論」がイメージできすぎて爆笑してしまったのと、隣に座っている社長からの無言の圧力で決めました。

 

ブログを書こう、と。

 

それで出来上がったのが、本稿でございます 笑 

 

まず書いてみること大事!

 

 

追記、エンジニアの仕事における「女子高生の前髪理論」

 

角田さんから「女子高生の前髪理論」について、お聞きしてから数ヶ月。

 

僕はboostのプロジェクトで、エンジニアとしても活動しておりますが、エンジニアの世界でも「女子高生の前髪理論」が適用される事例があることに気づきました。(僕だけだったらすみません)

 

現在は、スタートアップ企業様やベンチャー企業様をクライアントにすることが多いのですが、新卒で入った会社は「SIer」という業種で、比較的規模の大きい企業から依頼されて、システムを作ることが多かったのですが、

 

「よーしプログラムを書くぞ!」っていう段になるまでに、下記のような手順を踏んでいました。

 

  1. 基本設計書を作る(大枠のシステムの機能を決めたり、大きな機能を小さい部品に分解したりする)
  2. 詳細設計書を作る(プログラムを作るための細かい設計)
  3. 実装(ここでやっと設計書を元にプログラムを書く)

僕が一番長く関わったプロジェクトでは、1年間の全体スケジュールの中で、1と2の「設計書を書く作業」が4ヶ月くらいでした。

 

そして一生懸命作った設計書の数々の作成が完了し、パートナー企業のプログラマーさんに設計書をお渡しして、いざ!!実装開始!!

 

パートナーさん「あれ?設計書通りにやってみたんですが、これプログラムできませんよ」

 

僕「あれ?まじですか!?」

 

そこから繰り返される設計書の修正の嵐、クライアントへの確認・謝罪、昼夜行われるプログラム改修作業、、、

 

当時は優秀な上司のもとで、新人ながら好き勝手やらせていただいてましたが、さすがの上司はそこまで折り込み済み!

(僕が昼夜休日問わずで、巻き返すのも折り込み済みw)

 

上司の指示のもと、スケジュールの遅延もなくプロジェクトは完了いたしました。

 

この経験から、まず小さくていいから開発してみて、それから設計書作る(または作らず開発する)みたいな開発スタイルになりました。

 

なので現在では

 

「前髪直さなくていいから、トークちょうだい」

 

ならぬ

 

「設計書つくらなくていいから、プロト(タイプ)ちょうだい」

 

みたいな感じで、開発を行なうことが多いです。

 

これ合うクライアントは合うし、合わないクライアントは合わなかったりする(合うエンジニアさんと、合わないエンジニアさんもある笑)ので賛否両論あると思いますが、、、

 

一緒に働いてくれる方にはぜひ「女子高生の前髪理論」を知ってもらって、僕とのチームワークに活かしていただけたらと思います笑

 

それでは、明後日までにリリースするシステムが3つ重なっております(執筆時)ので、以上とさせていただきます。

 

角田さんに感化され、「仕事をエンターテイメントする」ために、ミーティングで出会う方々の、エキサイティングで、面白く、わかりやすく、学びのあるお話をブログに綴っていこうと思います。(不定期)

 

 

角田陽一郎(かくた よういちろう)さんのプロフィール

角田陽一郎

角田 陽一郎(かくた・よういちろう)

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大M1)/ 著書『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『本音で話すは武器になる』『運の技術』『13の未来地図』 『好きなことだけやって生きていくという提案』『最速で身につく世界史』『成功の神はネガティブな狩人に降臨する-バラエティ的企画術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報

経歴

1970年千葉県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業後、1994年にTBSテレビに入社。TVプロデューサー、ディレクターとして「さんまのスーパーからくりTV」「中居正広の金曜日のスマたちへ」「EXILE魂」など、主にバラエティ番組の企画制作をしながら、2009年ネット動画配信会社goomoを設立(取締役〜2013年)。

映画『げんげ』監督、音楽フェスティバル開催、アプリ制作、舞台演出、「ACC CMフェスティバル」インタラクティブ部門審査員(2014,15年)その他多種多様なメディアビジネスをプロデュース。

いとうせいこうとユースケ・サンタマリアがMCを務めるオトナのためのインディペンデンス型トーク番組「オトナの!」を制作(2012年1月〜2016年6月)。「OTO-NANO FES! オトナの!フェス」を開催。

2016年12月31日付でTBS退社。

2017年1月より「オトナに!」(TOKYO MX)、「イク天〜イクぜ、バンド天国」(BS-TBS)などプロデュース。

2018年2月より、株式会社テクサ(現:株式会社ライバー)社外取締役就任。

7月より、ミュージシャンmeiyo(メイヨー)プロデュース

11月より、iiMovie スタート

(noteより転載)

 

詳しくはこちら

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