【安田記念2020】グランアレグリアのスピードと成長力がすごかった!

※レース画像をJRA公式ホームページから引用

競馬大好きエンジニア、ベルトトルトです。

2020年6月7日、東京競馬場で安田記念(芝1600m)が行われました。
JRA公式の安田記念レース結果

2020年の安田記念を制したのは、グランアレグリア

競走成績:8戦5勝(2020年6月7日現在)

アーモンドアイがG1 8勝目の新記録なるか?
そしてG1馬が10頭も出走したことから、大きく注目されるレースとなりました。

グランアレグリアは2019年の桜花賞に続き、G1 2勝目です。

前走、高松宮記念は初めてのスプリント戦(1200m)、そして重馬場と条件が整わない中でも2着。
そして前々走、阪神カップは5馬身差の圧勝と強いレースを見せていましたが、改めてグランアレグリアの強さが際立つレースでした。

また、安田記念が行われる東京競馬場の芝1600mでは、2019年のNHKマイルカップで5着に敗れていて、東京競馬場のマイル戦でも雪辱を果たすという結果になりました。

グランアレグリアの血統

父:ディープインパクト
母:タピッツフライ
母の父:Tapit(タピット)

血統表は以下の通り。

グランアレグリア血統
引用元:netkeiba.com

父はディープインパクト。
グランアレグリアもディープインパクトのようにスピードと瞬発力に優れています。

母タピッツフライはアメリカでG1を勝っているほどの馬。
そして母の父Tapitは、アメリカではたくさんの強い馬を輩出している種牡馬で、スピードの持続力に優れた産駒をたくさん出しています。
グランアレグリアもこうしたスピードの持続力を大きく受け継いでいる印象です。

レース映像

グランアレグリアは11番(オレンジ色の帽子)です。

引用元:JRA公式YouTubeチャンネル

安田記念の前日夜は、東京はゲリラ豪雨で、東京競馬場がある府中周辺も、すごく雨が降ったようです。
当日は重馬場から始まったものの、晴天だったため回復し、レースは稍重で行われました。

レース時計は1.31.6で、前半600mが34.2、前半800mが45.7でした。

グランアレグリアは上手くスタートし、道中は中団に付けます。
終始、スムーズに追走できていたと思います。
そして、良い手応えで最後の直線を迎えます。

グランアレグリアは最後の直線の入り口では中団です。
以下、赤矢印で示した、オレンジ色の帽子です。

2020安田記念の最後の直線

直線の入り口までの立ち回りも完璧と思えるほどで、直線では前に馬もいなかったので、絶好の位置取りだったと思います。
以下が最後の直線入り口からのレース映像です。

引用元:JRA公式YouTubeチャンネル

残り400mくらいまでは追い出しを我慢していて、絶好の手応えでした。
2020安田記念のラスト400m

ここからゴーサインが出ると、一気に加速して先頭に立ち、その後もスピードが落ちなかったので、グランアレグリアより後ろからいった馬たちには厳しい展開になりました。
そのくらい、グランアレグリアのスピードが際立っていたと思います。

グランアレグリアの成長力がすごい、特に精神面の成長が大きい

グランアレグリアの勝因の1つに成長力があると思います。

グランアレグリアは2歳(2018年)、3歳(2019年)時は、気性が激しい面があり、レース中もテンションが高くなったりと、気性が仇となっている面がありました。

馬は本当に繊細な動物で、レースでもどれだけストレス無く、正常心で走れるかというのがポイントかなと思います。
今回グランアレグリアは、道中も落ち着いて走っていて、4歳になって精神面の成長が大きいなと感じました。
無観客競馬で行われていることや、道中では周りに馬がいなかったのも良かったのかもしれません。

レース前にジョッキーも馬の成長のすごさを感じていて、精神面だけではなく馬の能力全般が、前走からの短期間で成長していたそうです。

直線のスピード感も見応えありました。
元々スピードのある馬だと思っていましたが、安田記念の直線の加速力はやっぱりすごいなと思いました。

グランアレグリアは、まだレース回数も多く出走していませんし、4歳になった2020年は、さらなる成長も期待できますね。

池添謙一 ジョッキー

グランアレグリアの鞍上は池添謙一 ジョッキーです。

池添謙一ジョッキー
引用元:JRA公式ホームページ

1998年デビューで、38勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手を受賞。
2002年、桜花賞でアローキャリーに騎乗し、G1初勝利。

2011年には、オルフェーブルとのコンビで、3冠を達成。

安田記念の勝利でG1は26勝目となりました。
池添ジョッキーは大舞台に強いジョッキーとして知られていて、G1もたくさん勝っています。

今回、池添ジョッキーは3コーナーで前を走っていた馬が蹴り上げた芝の塊が右目を直撃して、負傷しながらの勝利でした。
直撃した瞬間は脳しんとうになりそうなくらいだったそうですが、それでも持ちこたえて勝利に導く騎乗をしていて、勝つことへの執念が本当にすごいなと感じました。

そして、僕自身、初めて生で見たG1が2003年のスプリンターズステークスで、池添ジョッキーが乗っていたデュランダルが勝ったので、非常に思い出に残っているレースでもあり、池添ジョッキーは応援しているジョッキーでもあります。

スプリンターズステークスは最後方から直線だけで、大外から全部差し切って勝つというレースで、とてもワクワクしたのを今でも良く覚えています。

以下がデュランダルが勝ったスプリンターズステークスの映像です。
デュランダルは8番(黄色の帽子)です。

     

    グランアレグリアの今後の成長、大活躍を期待

    改めて、強いレース振りを見せつけて勝ったグランアレグリア。

    次はどのレースに出走するのか分かりませんが、今後も楽しみですね。
    マイルを中心に出走すると思いますが、2000mくらいでも面白いような気もします。

    先ほども書いた通り、4歳になり、さらに成長に磨きが掛かると思います。
    卓越したスピードで更にG1勝ちを重ねるグランアレグリアを期待しています。

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