
【ダービー2020】コントレイルが圧勝で無敗2冠!遊びながらでも勝ってしまうほど強い
※レース画像をJRA公式ホームページから引用
競馬大好きエンジニア、ベルトトルトです。
2020年5月31日、東京競馬場で3歳牡馬三冠の2レース目、ダービー(芝2400m)が行われました。
2020年のダービーを制したのは、コントレイル
競走成績:5戦5勝(2020年5月31日現在)
皐月賞に続いて、無敗での2冠達成となりました。
無敗での2冠達成は史上7頭目の快挙で、以下の名馬に肩を並べました。
- 1951年:トキノミノル
- 1960年:コダマ
- 1964年:シンザン
- 1984年:★シンボリルドルフ
- 1991年:トウカイテイオー
- 1992年:ミホノブルボン
- 2005年:★ディープインパクト
- 2020年:コントレイル
※★印は、菊花賞も制して、無敗で3冠を達成した馬
コントレイルは2005年のディープインパクトとの父子2代での無敗2冠。
シンボリルドルフ→トウカイテイオー以来の快挙となりました。
コントレイルの単勝は1.4倍でした。
ディープインパクトの1.1倍、ナリタブライアンの1.2倍、シンボリルドルフの1.3倍に次いで、1984年以降のダービーで史上4位の低オッズとなり、コントレイルの凄さを体感する結果となりました。
また、今回は無観客での開催で、馬券は電話、インターネットでの購入のみとなっていました。
ダービーは競馬を知らない人でも馬券を買うくらい有名なレースなので、通常通りで開催であれば、もっと低オッズになっていたかもしれません。
コントレイルの血統
父:ディープインパクト
母:ロードクロサイト
母の父:Unbridled’s Song(アンブライドルズソング)
血統表は以下の通り。
引用元:netkeiba.com
コントレイルは母方がアメリカ血統で仕上がりが早く、完成度がずば抜けている感じです。
ディープインパクト産駒でGIを3勝以上したのは、ジェンティルドンナ(7勝)、フィエールマン(3勝)に次いで3頭目となりました。
それだけ今後の活躍も含めて、ディープインパクト産駒の中でも最高傑作と呼べる可能性を秘めていると思います。
また、コントレイルは今回3枠5番だったのですが、父ディープインパクトがダービーを勝った時も同じ5番でした。
先週のデアリングタクトもシーザリオと同じ馬番でしたが、こうした運命の巡り合わせは感慨深いです。
レース映像
コントレイルは5番(赤色の帽子)です。
週中は雨が降ったりもしていてダービー当日も最初は雨予報でしたが、当日は曇りで、良い馬場でレースが行われました。
レース時計は 2:24.1 で、前半1000mが1:01.7となり、スローペースで運んでいきました。
コントレイルは好スタートを切り、前目に付けて道中は3番手、4番手辺りとなります。
そして直線ではそのまま抜け出し、直線は差を広げて圧勝という形でした。
以下、赤矢印で示した、赤色の帽子です。
良いスタートを切ってから好位置をキープして、直線の入り口でも、この位置に付けられたのは大きかったと思います。
直線でどう抜け出してくるか、と思っていましたが、正に圧勝で、力の違いを見せつけました。
本当に強すぎますね。
道中がスローペースだと、直線はヨーイドンの競馬となり、どの馬も一斉にスパートするため、あまり着差が付きにくいのがスローペースの場合の展開です。
そんな中、コントレイルは2着のサリオスに3馬身の差を付けます。
これだけ差が付くと、力の差は決定的ですね。
以下が最後の直線入り口からのレース映像です。
遊びながら勝ってしまうコントレイルは強すぎる
直線は圧倒的な差を付けて勝ったコントレイルですが、レース後、ジョッキーは以下のようにコメントしています。
直線ではやはり遊ぶところがあり、追い出しを待ったのですがそれでも抜け出してから緩められなかったのはまだまだ集中しきれてないからです。そこはこれから改善していってほしい面ではありますが、遊びながらこうして日本ダービーを勝つのですから、相当優秀な馬だと思います。
遊びながら、というコメントを聞いて、本当に強すぎる馬だと思いました。
コントレイルは残り250m地点ほどで先頭に立つものの、後ろから2着のサリオス(コントレイル右後ろの緑色の帽子)も追ってきていて、差は1馬身ちょっと、というところ。
ギリギリまで追い出しを待って先頭に立ったものの、この時点で遊びながら走っているようです。
ここでジョッキーが鞭を3発入れたことにより、ここからまた加速します。
以下がラスト250m地点からの映像です。
これだけ強い勝ち方をして、今後、遊びながら走るという課題を克服していくとなると恐ろしいくらいです。
現時点でも強すぎますが、今後さらに期待が持てるレースとなりました。
福永祐一ジョッキー
コントレイルの鞍上は福永祐一ジョッキーです。
引用元:JRA公式ホームページ
2020年の春G1は、皐月賞に続いての勝利となりました。
福永ジョッキーについては、皐月賞の記事もご覧ください。

福永ジョッキーは今回の勝利でダービーは2勝目。
初めてダービーを勝ったのはワグネリアンで勝った2018年でした。
2018年は初騎乗から20年、19度目の挑戦で初制覇となりました。
ダービーというのは3歳馬しか出られず、どの馬もチャンスは一度だけ。
その中で同じ年に生まれた同世代の頂点を決めるレースで、コントレイルは2017年に生産されたサラブレッド7262頭(持ち込み馬、外国産馬含む)の頂点に立ちました。
大昔から「すべてのホースマンの夢」と言われ続けていて、ダービーを勝ったジョッキーは「ダービージョッキー」、ダービーを勝った調教師は「ダービートレーナー」と呼ばれます。
このようにレース名が入って、呼ばれるのはダービーだけです。
そして、福永ジョッキーの場合はお父さんもJRAのジョッキーだったのですが、天才と称されながらもダービーは勝てないまま落馬負傷で騎手生命を絶たれてしまい、引退。
ダービーが一番勝ちたかったレースだそうです。
そんなダービーを2018年に勝った時は非常に感動的でした。
ワグネリアンは17番(ピンク色の帽子)です。
今回、コントレイルで勝てたのも、2018年にワグネリアンで一度勝っていた経験が大きかったと福永ジョッキーもコメントしていました。
ディープインパクトとの父子2代での無敗三冠を期待
無敗で2冠制覇となり、残すは秋の菊花賞となりました。
3歳牡馬三冠の3レース目は、2020年10月25日に京都競馬場で「菊花賞」が行われます。
ダービーを勝った直後、オーナーさんが菊花賞で3冠を目指すと明言したので、今から非常に楽しみです。
デアリングタクトがオークスを勝った時にも書いたのですが、競馬というのは将来を想像するのが楽しいスポーツです。
コントレイルが無敗で3冠、牝馬のデアリングタクトも無敗で3冠となって、今年のジャパンカップや有馬記念で、同じく3冠馬でヴィクトリアマイルを制してG1 8勝目にリーチを掛けたアーモンドアイと対決、となるなど、将来を想像すると今から期待が大きく楽しみが広がります。
まずは夏を無事に過ごして、秋の菊花賞で父ディープインパクトとの親子3冠を期待したいです。
▼JRAの情報は以下をご覧ください
JRA公式ホームページ
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